AWS環境からGCPへの移行で累計360万DLのアプリメディアを安定稼働・コスパ改善を実現
お客様の課題
- AWSでの運用が高コストになっていた
- アプリケーションのリリース管理の難易度が高かった
- 開発手順が複雑になり、新サービスリリースに時間がかかっていた
成果
・コンテナを使用することによりコスト削減
・GKEによりアプリケーションのバージョンアップ等のメンテナンスによるダウンタイムを縮小
・GKEによる自動拡張で柔軟な構成を実現
・CloudBuildによるDevOps環境の実現
本プロジェクトの課題解決ポイント
①高コストになっていた部分をGCPに移行し、AWSとのマルチクラウド環境を構築
主な課題の1つとして、AWSでの運用が高コストになっていました。高い運用コストは、企業の利益率を
圧迫する要因であり、改善が急務でした。
高コストになっていたAWSでの運用をGCPに移行し、マルチクラウド環境を構築することで、運用コストの削減を実現しました。AWS EC2環境からコンテナ化を行いGCPへ移行を行い、キャッシュ層にはAWS CloudFrontを残し、バックエンド側をGCPで構成するマルチクラウド環境を構築しました。
コンテナを使用することにより、クラウドコンピューティングによるコスト削減が実現されました。コンテナ化により、リソースの効率的な利用が可能となり、運用コストの削減に成功しました。さらに、Google Kubernetes Engine(GKE)を導入することで、アプリケーションのバージョンアップなどのメンテナンスに伴うダウンタイムを大幅に短縮しました。GKEの自動拡張機能を活用することで、需要の変動に柔軟に対応できるようになり、利用者に安定したサービス提供が可能となりました。
さらに、CloudBuildを利用してDevOps環境を構築することで、開発効率の向上を実現しました。これにより、迅速なサービス提供が可能となり、競争力の強化に繋がりました。
②CI / CD環境を構築し、開発の効率化・省力化・迅速化を実現
ほかの課題としては、アプリケーションのリリース管理が難しく、バージョンアップなどのメンテナンスに時間が
かかっており、利用者の利便性や期待に応えるためにはスムーズな運用が不可欠であるため、
迅速な対応が求められていました。
さらに、開発手順が複雑であり、新サービスのリリースに遅れが生じていました。競争が激化する中で、
迅速なサービス提供が求められる状況であったため、この課題の解消が喫緊の課題となりました。
CI / CD環境の構築により、開発の効率化、省力化、迅速化を実現しました。AWS EC2環境からのコンテナ化によるGCPへの移行では、バックエンドのみならず、開発環境におけるChatOpsやGitOpsの導入も行い、効率的な運用体制を整備しました。これにより、競争が激化する中で、迅速なサービス提供が可能となり、企業の競争力の強化に貢献しました。
プロジェクトメンバー
・プロジェクトマネージャー 1名
・システムエンジニア 2名
ご提供サービス
定額制SREサービス
システムの安定稼働と最適な状態を維持管理するための費用を含んだ定額制のSREサービスでは
初期構築からその後のシステム拡張や変更作業など運用フェーズも定額でご支援します。