SRE事例

Webアプリケーションサービスをグーグルクラウド(GCP)に移管し運用コストを1/3に削減・安定稼働を実現

株式会社寺島情報企画様
Webアプリケーションサービス × グーグルクラウド(GCP)
グーグルクラウド(GCP)の導入サポートから環境の設計・構築・アプリケーション移行全てを主導して提供。お客様は構築された基盤の上に移行されたアプリケーションの動作確認を実施。その後の運用フェーズ(変更・拡張)での継続的なインテグレーションも引き続き対応中。

お客様の課題

  • オンプレミス環境で稼働していたアプリケーションは、約100台のVMwareのVMで構成されており、高コストになっていた。

 

  • 各アプリケーションの利用状況が把握出来ず、全体的なリソース管理が出来ていなかった

 

  • VMwareの仮想マシンのOSが古いため更新したい

成果

  • オンプレミス環境と比べ、運用コストを1/3に削減に成功。

 

  • コンテナ化を行い、Google Kubernetes Engine(GKE)によるコンテナ管理の自動化を実現。

 

  • 負荷状況によりリソースの増減を自動スケーリング。

 

  • バージョンアップ等のメンテナンス時に発生する利用者がシステムを使えない時間を短縮。

 

  • Googleのロードバランサーで突発的なアクセス負荷によるレスポンス低下等は全くなくなった。

本プロジェクトの課題解決ポイント

 

①オンプレミスのVMwareで起動していた約100台の仮想マシンをグーグルクラウド(GCP)へ移行

移行前の環境はデータセンター事業者の専用サーバーでホスティングのオンプレミス環境でした。状況とお客様の課題に対して、弊社側でGCP環境へ移行することで解消ができるのではと考え移行プロジェクトの策定を行いました。

 

移行前の環境の仮想マシン(VMware)で稼働していたLinuxディストリビューションは、EOLにより標準サポートが受けられないという課題もありましたが、弊社がGCPでコンテナ環境を構築してホスティングで提供する環境を構築し、Google Kubernetes Engine(GKE)への載せ替えの際にLinuxディストリビューションを全て安定バージョンへアップグレードする対応も行いました。

 

最適なアーキテクチャと計画を構築し移行に成功したことで、お客様は柔軟性と効率性が向上した新しいクラウド環境でビジネスを展開できるようになりました。GCP環境へ移行したことにより、アプリケーションの運用がより柔軟になり、リソースの管理が劇的に向上しました。また、コンテナ化とGoogle Kubernetes Engine(GKE)の導入により、アプリケーションは独立して実行され柔軟性とスケーラビリティが向上しました。これによりお客様はより効果的かつ効率的にアプリケーションを管理し、今後のビジネスの成長にも柔軟に対応できるようになりました。

②グーグルクラウド(GCP)移行後はほぼ試算通りのコスト削減を実現

今回の移行プロジェクトの重要な成果の一つとして、ほぼ試算通りのコスト削減を達成できたことです。移行前の高コストなオンプレミス環境からGCPへの移行により、運用コストを1/3に削減することに成功しました。成功の要因として、クラウド環境の柔軟性とスケーラビリティの利点を最大限に活かした結果で、コンテナ化とGKEによる自動化によりリソースの効率的な利用が可能になり、インフラストラクチャの適応力が向上しました。

 

GCPへの移行によって、コストの透明性が向上し、お客様はビジネスの成果を最大化しながら、同時にコストを最小限に抑えることが可能になりました。試算通りのコスト削減は、お客様に利益をもたらし、持続的なビジネスの成長を支えております。

③SREサービスで運用フェーズも継続的なインテグレーションを対応

このプロジェクトは移行だけでなく、運用フェーズも重要な焦点となりました。SRE(Site Reliability Engineering)サービスを導入することで、運用フェーズにおいても継続的なインテグレーションが実現されました。SREはシステムの信頼性と効率性を向上させるために、開発と運用の間に連続的なコミュニケーションを確立し、自動化とモニタリングの実践を通じてシステムの安定性を確保します。これにより、お客様はシステム全体の信頼性を確保し、問題の早期発見と迅速な対応が可能となりました。

 

運用フェーズにおける持続的な改善とインテグレーションは、ビジネスの成長とシステムの安定性を確保する上で不可欠な要素となります。SREサービスの導入により、お客様は運用フェーズにおいても常に最新の技術とベストプラクティスを取り入れ、システム全体のパフォーマンスを最適化できるようになりました。

システム概要図

設計時のポイントは以下になります。
  • オンプレミスからなるべく運用手順を変更したくないため、クラウドの機能はなるべく使わずVMのままリフトすることを心がけた。
  • オンプレミスのVMをそのままコンテナ化。
  • ほぼ、Kubernetesの機能のみでコンテナへの移行とクラウドへのリフトが完成。
  • オンプレミスではVMにssh接続してOSでの作業をしていたため、同じようにssh接続できるインターフェースをサービス用の経路とは別に用意。
  • sshポートが外部からアクセスされないようkubectlコマンドでのポートフォワードで接続。
  • CloudMonitoringでKubernetesの監視要件は満たされているため、3rdパーティ製の監視装置は必要なかった。

 

プロジェクトメンバー体制

・プロジェクトマネージャー 1名

・システムエンジニア 2名

ご提供サービス

定額制SREサービス

システムの安定稼働と最適な状態を維持管理するための費用を含んだ定額制のSREサービスでは

初期構築からその後のシステム拡張や変更作業など運用フェーズも定額でご支援します。

 

本件に関するお問い合わせ

Webアプリケーションサービス運用コストの課題
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